火は消えなければいけないのか「プロメア」

こんにちは、サトウ@mukashime)です。


観たぞ。プロメア!

全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種〈バーニッシュ〉の出現だった。あれから30年–攻撃的な一部の面々が〈マッドバーニッシュ〉を名乗り、再び世界に襲いかかる。対バーニッシュ用の高機動救命消防隊〈バーニングレスキュー〉の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと〈マッドバーニッシュ〉のリーダー・リオ。熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は–。

Amazonより
目次

プロメア視聴前の知識

クレイ

・大 

・黒幕 

・ガロの育ての親 

・クソデカ感情があるらしい 

・ネアカの光に傷つけられがち 

ガロ 

見た目からしてネアカ(偏見

・中 

・元気がいい 

・声がでかい 

・ネアカのため根暗を知らないうちに傷つけがち

姫ボス 

・小 

・ツイッター上で何度か名前を見たのに思い出せない 

・なんかオフィーリアみたいな名前だった気がする 

・男 

・声が松山ケンイチ

プロメア視聴後

クレイ・サカイマサト・フォーサイト 

・思ったより大きくならない

・しゃべるたびに堺雅人の顔がちらつく

・思ったより前向きだった

・堺雅人

ガロ・ティモス

・元気がいい

・声がでかい

・ネアカ

・こっちが松山ケンイチだった

リオ・フォーティア

・男

・意外とノリがいい

・優しい

・かわいい

・エンドロールまで松山ケンイチだと思って聞いてた

プロメア感想

噂のプロメア、遂にアマプラに来たので見ました~。


事前に噂や二次創作だけはたくさん読んでいたので完全に偏った知識で挑んだのですが、めちゃくちゃ楽しめました。


中島監督の作品はグレンラガン、キルラキル、忍者バットマンと結構見ていたので、良くも悪くも「これ見たことある!!」「この感じ知ってる!」っていう連続で、無駄な気負いなくずっと心の小学生が大喜びしてました。ロボットかっけ~~~~


トリガーなのか中島監督特有なのかはわかりませんが、彼らの関わるアニメの、人間同士のぬるぬる動く戦闘シーンとか、迫力あるロボットの激突とか、やっぱ見ててワクワクしますね(小並。


一方で、一本の映画に詰めるには難しい部分もたくさんあったように思います。

私の場合、前知識なしでこの映画を観ていたらキャラや展開に感情移入できない部分もあったたかもしれませんが、事前にいろんな考察や賛否両論の意見を読んでたおかげでぐいぐい引き込まれました。ありがとう生産者の方たち…


まあそれでも、バーニッシュという被差別の存在が最後は「消えてしまう」という展開はハラハラしましたが…


差別者と被差別者が相互理解したわけでも和解したわけでもなく、最終的には「危険な」バーニッシュ、被差別者が消えて終わるというのは、その観点から見ると、非常に危険な構成とは思います。


でも、作中で登場した博士がガロとリオに言ったように「君らが偶然現れたので、君らに世界を救ってもらおう」っていうのが、「プロメア」の全部を言い表しているのかなあとも思ったり。


リオとガロが出会ったのも偶然だし、クレイの企みがバレたのも偶然だし、それを止めようという過程でバーニッシュが消えることになったのも偶然であり、必然だったという。


もしラストでバーニッシュが消えなくても、ガロならリオと共に、人類すべてが手を取り合うよう走り回り、差別を失くすよう声を上げたんじゃないですかね。


そう思わせてくれるような絆が、あの二人にはできていたと思います。キスもしたし。あれはびっくりしたわもう聞いてないぞ


結論を言うと、噂にたがわず「プロメア」はめっちゃ面白い作品だったということです。声優の中の人で、実写してほしい


ただ一つだけ勝手を言うとしたら


今回「プロメア」は差別者と被差別者の関係は物語の一要素でしかありませんでした。

しかし「差別問題」は、今なお全世界的に現実的な大きな影を落とし、解決しない重大な問題。


世界から大きな知名度を得ている日本アニメが、その問題を端に置かず、正面から扱い、一種の答えを出して世界に叩きつける。

そんな作品を、ぜひ次回作では見せてほしいなと、勝手に思ったりしてます。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

SHARE

この記事を書いた人

フィンランドに住みたい研究者かつフリーのWebデザイナーかつコーダー。
WordPressのカスタマイズやLP作成のご相談お受けします。
ココナラでは「鴨なんばん」名義で小説作成や翻訳のちょっとしたお仕事も掲載中。

お仕事のご依頼やお問い合わせはTwitterのDMなどでお気軽にどうぞ:)

コメント

コメントする

目次
閉じる